
LINEのメッセージ、相手に通知せずに送りたいときってありますよね。
そんなときは、「サイレント送信」を使えば、音もバイブも鳴らさずに、そっとメッセージを届けることができます。
この機能は、LINEの「ミュートメッセージ」として提供されていて、相手のスマホにプッシュ通知を出さずに送れるようになっています。
設定さえしておけば、送信ボタンを長押しして選ぶだけなので、操作もとっても簡単なんです。
たとえば、夜おそくに「おつかれさま」って送りたいときや、会議中の家族にちょっとした一言を伝えたいとき。
通知を出さずにメッセージを届けられるこの機能があれば
「迷惑かな…」
と気をつかう場面でも、安心してメッセージが送れます。
しかも、写真やスタンプもサイレント送信できるので、表現の幅もしっかりキープできます。
ただし、スマホの設定やバージョンによってはうまく送れないこともあったり
「ほんとうにバレないの?」
という不安があったりするのも事実です。
この記事では、LINEのサイレント送信について、使い方や設定の手順、相手にどう見えるのかまで、わかりやすくお伝えしていきます。
- 相手に通知を出さずにLINEでメッセージを送る方法がわかる
- サイレント送信を使うときのスマホの設定や操作のしかたがわかる
- サイレント送信を使っても相手にバレることがあるかがわかる
- サイレント送信のいいところと、ちょっと気をつけたいことがわかる
LINEのサイレント送信ってどんな機能?やり方と使いこなしガイド

- LINEのサイレント送信とは?通知なしで送れるミュートメッセージのしくみ
- サイレント送信の設定のやり方(iPhone・Androidの共通手順)
- LINEのサイレント送信の使い方と流れ
- スタンプ・写真・画像・ファイルもサイレント送信できる?
- ファイルを送るときのポイント
- 転送したメッセージもサイレント送信できる?
- グループトークでLINEのサイレント送信を使うときの注意点
- パソコンからLINEのサイレント送信はできる?使えない理由と対策
- LINEのサイレント送信ができないときの原因と直し方
LINEのサイレント送信とは?通知なしで送れるミュートメッセージのしくみ
LINEのサイレント送信は、メッセージを送っても相手のスマホに通知が届かないようにする機能です。
正式には「ミュートメッセージ」と呼ばれていて、LINE Labsで先行機能としてスタートし、その後2024年に正式機能として使えるようになりました。
メッセージを受け取った相手は、プッシュ通知や音、バイブなどが鳴らず、トークリストに新着として静かに表示されるだけ。
そのため、深夜や会議中など、相手の状況を気にせずメッセージを送ることができます。
既読はいつも通り付きますが、通知がないので相手のペースで読んでもらえる、ちょっとやさしい仕組みです。
LINEの標準的な送信方法と大きく違うのは、この通知が発生しないという点。
とはいえ、メッセージはトーク画面にしっかり表示されるので、伝えたいことはきちんと届きます。
「今すぐ読まれなくてもいい」
「でも後から気づいてほしい」
そんな気持ちをかなえてくれる、ちょうどいい中間のメッセージ方法です。
サイレント送信の設定のやり方(iPhone・Androidの共通手順)
LINEのサイレント送信を使うには、最初に設定が必要です。
といっても、LINEアプリの中で一度オンにするだけなのでとても簡単。
iPhoneでもAndroidでも、操作はほとんど同じです。
まず、LINEのホームタブを開いて、画面右上の歯車マーク(設定)をタップします。
その中にある「LINE Labs」を選ぶと、「ミュートメッセージ」という項目が見つかります。
ここをオンにするだけで準備は完了。
この設定は一度オンにすれば、次からはメッセージ送信時に選ぶだけで使えるようになります。
もし「LINE Labs」が表示されない場合は、LINEアプリが古いバージョンの可能性があります。
そのときはApp StoreやGoogle Playから最新版にアップデートしてみてください。
設定が完了していれば、次は実際にメッセージを送るときの操作に進みます。
LINEのサイレント送信の使い方と流れ
LINEでサイレント送信を使うときは、メッセージの送信ボタンを「長押し」するのがポイントです。
まずはいつも通り、トーク画面でメッセージを入力します。
そして送信するタイミングで、紙飛行機マークの送信ボタンを長押し。
すると「通常メッセージ」と「ミュートメッセージ」の選択画面が出てくるので、「ミュートメッセージ」を選んで送信します。
これで、相手のスマホには通知が出ないまま、メッセージを届けることができます。
長押しの時間はしっかり1〜2秒ほどを意識すると安心です。
もし反応がないときは、タップが短すぎるか、設定がオフになっている可能性があります。
また、この操作はテキストだけでなく、画像やスタンプにも使えます。
何度か使ってみると、感覚的にすぐ慣れるはずです。
スタンプ・写真・画像・ファイルもサイレント送信できる?
テキストだけじゃなく、LINEではスタンプも画像もサイレント送信できます。
たとえばかわいいスタンプを夜に送りたいときや、写真をまとめて送りたいとき、通知を出さずにそっと送れるのはうれしいですよね。
操作はテキストと同じで、送信ボタンを長押しして「ミュートメッセージ」を選ぶだけ。
複数の画像を一度に送るときにも有効で、通知が連続で鳴るのを防げるのがポイントです。
スタンプや写真って、気軽に送りやすいけれど、連投になるとちょっと気が引けることもありますよね。
そんなとき、この機能を使えば、相手の生活リズムを乱さずに送信できるんです。
動画やファイルも一部対応していますが、ファイルに関しては次の項目でくわしく解説します。
ファイルを送るときのポイント
LINEでは、PDFやWord、Excelなどのファイルも送れるようになっていますが、サイレント送信との相性にはちょっと注意が必要です。
画像やスタンプのようにスムーズに送れるわけではなく、送信形式やファイルサイズによっては、ミュートメッセージとしてうまく機能しないことがあります。
現時点での仕様では、画像・動画・スタンプまでは安定してサイレント送信が使えますが、ファイル送信時にミュート選択が出ない場合も。
その場合は、通常の送信で対応するか、内容をスクリーンショットにして画像として送ると通知回避がしやすくなります。
相手にしっかり伝えたい書類があるときは、後で「いま送ったよ」とフォローのメッセージを入れるのも安心ですね。
転送したメッセージもサイレント送信できる?
LINEではメッセージの転送機能もありますが、残念ながら転送時にサイレント送信はできません。
つまり、過去のメッセージを転送して送り直すときは、通常の通知が相手に届いてしまいます。
サイレント送信をしたい場合は、転送ではなく、新しいメッセージとして再入力して送るのがポイントです。
たとえば、会議中の相手に「この前の案内もう一回送ろう」と思ったときも、コピー&ペーストしてから、送信ボタンを長押しする方法がオススメです。
これなら通知なしで、再度内容を伝えることができます。
転送は便利ですが、サイレント送信との相性がいまひとつなので、使い分けが大切ですね。
グループトークでLINEのサイレント送信を使うときの注意点
グループLINEではメンバーが多いぶん、通知が鳴る回数も増えがちです。
そんなときこそサイレント送信が役立ちます。
たとえば
「今日の夕飯これでしたー!」
みたいな雑談や、日報の報告など、重要ではないけど共有しておきたい内容。
通知が毎回鳴ると他のメンバーにストレスを与えてしまうかもしれません。
サイレント送信を使えば、通知は控えめに、でも情報はしっかり共有できます。
ただし、サイレント送信だとバッジ表示が出ない場合もあるので、グループで大事な連絡をするときには通常送信との使い分けが大切です。
グループのルールやメンバーの傾向に合わせて、サイレント送信をうまく取り入れると、やさしいコミュニケーションができますよ。
パソコンからLINEのサイレント送信はできる?使えない理由と対策
LINEのパソコン版(WindowsやMac)では、サイレント送信機能はまだ使えません。
PC版では送信ボタンを長押しする操作ができないため、ミュートメッセージの選択肢が出てこない仕様なんです。
これは2025年7月現在でも変わっておらず、スマホアプリ限定の機能となっています。
そのため、通知を出したくないときは、スマホから送るようにしましょう。
また、仕事などでPC版LINEをメインで使っている場合は
「通知を控えたい時間帯はスマホで対応する」
といった使い分けが有効です。
今後のアップデートで対応する可能性もありますが、現時点ではスマホ版での運用が基本となります。
LINEのサイレント送信ができないときの原因と直し方
サイレント送信ができないときは、まず設定と操作の確認が大切です。
一番よくあるのは、「LINE Labs」でミュートメッセージの設定がオフになっているケース。
設定アプリから再度オンにすることで解決できます。
また、送信ボタンの長押しがうまくできていないと、ミュートメッセージの選択肢が出ないこともあります。
1秒以上しっかり押す意識が大切です。
さらに、LINEアプリが古いバージョンだったり、通信環境が不安定なときも、機能がうまく動作しないことがあります。
アプリのアップデートや、端末の再起動、Wi-Fiへの切り替えなどで改善することが多いです。
「できない」と感じたときは、ひとつひとつ落ち着いて確認してみてくださいね。
LINEのサイレント送信を使うときに知っておきたいこと

- 通知やバッジはどうなる?LINEのサイレント送信のしくみをチェック
- 相手にバレるの?LINEのサイレント送信がわかってしまうケースとは
- 特定の人だけにLINEでサイレント送信するにはどうする?
- LINEのサイレント送信を使うメリットとやさしい使い方の例
- LINEのサイレント送信のデメリットと気をつけたいこと
- 使い方を間違えるとトラブルも?サイレント送信で起こりやすいこと
- LINE WORKSでもサイレント送信は使える?通常版との違い
通知やバッジはどうなる?LINEのサイレント送信のしくみをチェック
LINEのサイレント送信は、通知がいっさい鳴らないのが最大の特徴です。
プッシュ通知も表示されず、バイブや音も鳴らないので、相手がスマホに気づかないまま時間が過ぎることもあります。
ただし、完全に“見えない”わけではありません。
トークリストにはしっかりと未読メッセージとして表示され、LINEアプリを開いたときにその存在に気づけるようになっています。
バッジ表示については、端末によってちょっと違いがあるんです。
iPhone(iOS)の場合は、ホーム画面のLINEアイコンに赤いバッジ(数字付き)がしっかり表示されるため、気づかれやすい傾向があります。
一方、Androidは機種や設定によって表示されないこともあり、気づかれにくいことも。
この違いは、送り手にとっては「読んでもらえないかも」という不安にもつながるかもしれません。
とはいえ、相手がLINEアプリを開けば必ずメッセージが届いていることは確認できます。
「いま読んでほしい」という場面には向きませんが、「あとで読んでもらえたらOK」という連絡にはぴったりの仕組みです。
相手にバレるの?LINEのサイレント送信がわかってしまうケースとは
サイレント送信は通知が鳴らないだけで、メッセージそのものは普通に届きます。
つまり、相手がトークリストを開けば、他のメッセージと変わらない形で表示されます。
そして、開いた時点で「既読」がつくので、送り手にも相手が確認したことは伝わります。
でも、「バレないのか?」という疑問、ありますよね。
実際には、相手が「通知が来なかったのにメッセージが入ってる」と感じれば、サイレント送信だったことに気づく可能性もあります。
特に、普段は通知が鳴る設定にしている人や、通知に敏感な人の場合は
「あれ?なんで鳴らなかった?」
と気づきやすいです。
とはいえ、メッセージ自体に「これはサイレント送信です」といった表示はありません。
Androidではバッジが表示されないこともあるので、通知がないこと自体に気づかれないことも多いです。
気づかれるかどうかは、相手の感覚や使っている機種にもよるので、気になる場合はあらかじめ
「夜は通知鳴らないように送るね」
と伝えておくのもやさしい配慮になります。
特定の人だけにLINEでサイレント送信するにはどうする?
サイレント送信は、送るたびに操作を選ぶことで
「この人だけに通知を鳴らさずに送りたい」
という使い方ができます。
つまり、あらかじめ相手ごとに設定しておくような「自動ミュート」機能ではないんです。
ですが、送信するタイミングでメッセージボタンを長押しして「ミュートメッセージ」を選べば、そのときの相手にだけ通知を出さずにメッセージを送ることができます。
なので
「この人にはよく夜中に送るから、いつもミュートで送りたいな」
というような場合は、毎回の長押し操作で対応できます。
特定の人だけに使うという意味では、この“選んで送る”という手順がポイントです。
何度か使って慣れてくると、通知の有無を使い分けることもスムーズになってきますよ。
LINEのサイレント送信を使うメリットとやさしい使い方の例
サイレント送信のいちばんのメリットは、なんといっても相手に配慮したメッセージが送れることです。
たとえば、夜遅くに「今日もおつかれさま」と送りたくなったとき、通知音が鳴るのを避けられるだけで気が楽になりますよね。
他にも、会議中や移動中の相手に「あとで見てくれればOKな連絡」をしたいときにも便利です。
通知でびっくりさせることもないですし、集中のジャマをすることもありません。
また、スタンプや写真を連続で送りたいとき、サイレント送信なら通知スパムを防げるので、相手に負担をかけずに気軽にやりとりができます。
気づかいが伝わるやさしい使い方として、好印象を持ってもらいやすいのも魅力です。
特に親しい人やビジネスのやりとりでも
「お、それ気にしてくれたんだ」
と思ってもらえるような、ちょっとした配慮ができます。
LINEのサイレント送信のデメリットと気をつけたいこと
便利なサイレント送信ですが、使い方をまちがえると少しややこしい場面も出てきます。
まず注意したいのは、「相手が気づかないままになってしまうこと」です。
通知が出ないということは、相手がLINEを開かない限りメッセージの存在に気づけません。
そのため、急ぎの用事や重要な連絡には向いていません。
また、あまりに頻繁に使いすぎると
「なんで通知オフにしてるの?」
と疑問を持たれてしまうこともあります。
とくに関係性が浅い相手には、サイレント送信を多用するとかえって不信感につながることも。
この機能はあくまでも“気づかいの延長”として使うのがベストです。
場面に応じて通常の送信と使い分けながら、必要なときだけ上手に取り入れるのがポイントです。
使い方を間違えるとトラブルも?サイレント送信で起こりやすいこと
サイレント送信でよくあるトラブルのひとつが、「重要な連絡に使ってしまった」ケースです。
たとえば、「待ち合わせ場所を変えたよ」とサイレントで送って、相手が気づかずに別の場所で待っていた……なんてことが起きると大変です。
また、「メッセージ送ったのに返事がこない」と思っていたら、相手は通知が鳴らなかったから気づいていなかった、というすれ違いもあります。
さらに
「なんで通知出さなかったの?」
と誤解を招くこともあります。
特に繊細な内容や誤解されやすい場面では、通常の通知を出しておいた方がスムーズなことも。
サイレント送信は便利ですが、全てのメッセージに向いているわけではありません。
このあたりのバランスを考えて、やさしさとして活かせる場面で使うのがコツです。
LINE WORKSでもサイレント送信は使える?通常版との違い
LINEのビジネス版にあたる「LINE WORKS」でも、メッセージの通知を調整する機能はありますが、通常のLINEアプリにある「ミュートメッセージ」とは仕組みがちょっと違います。
LINE WORKSでは通知のタイミングや種類を受信側が細かく設定できますが、送り手側が「このメッセージだけ通知なしで送りたい」と選ぶスタイルではありません。
つまり、LINEサイレント送信のように、送る瞬間に通知の有無をコントロールする機能は、今のところLINE WORKSにはありません。
そのため、ビジネスで同様の配慮をしたい場合は、相手の通知設定を尊重しつつ、送信時間帯やメッセージの内容に気をつかう必要があります。
「通知しないように送る」という目的であれば、通常のLINEのサイレント送信の方が、柔軟に使える印象です。
まとめ:LINE サイレント送信を上手に使って気づかい上手になろう
LINEのサイレント送信は、相手への思いやりがカタチになる機能です。
通知を出さずにメッセージを届けられることで、「いまは伝えたいけど、相手のリズムは崩したくない」という気づかいが自然とできます。
設定もかんたんで、使い方もシンプル。
スタンプや写真も送れるので、ふだんのやりとりにも無理なく取り入れられます。
ただし、通知が出ないことで相手が気づきにくくなるケースや、誤解につながることもあります。
「このメッセージはあとで読んでも大丈夫かな?」
と、内容やタイミングを見きわめながら使うのがポイントです。
ちょっとした気づかいが、コミュニケーションをもっと心地よいものに変えてくれますよ。

